ホームページわかりやすく
2002年(平成14年)4月24日 日経産業新聞掲載
4月はWebページのリニューアルが目立った。新年度に入り、コンテンツを増やしたり、新しいサービスを始めたりに加え、分かりやすくデザインし直すことも目的だったようだ。
現在、アクセス数の多いサイトでは、ページが巨大化している。どこにどのような情報があるのかわかりづらく、サイトの中で迷子になってしまうことも珍しくない。インターネットのサイトは、統一的なデザインルールは決まっておらず、各サイトで自由に作成している。利用者はサイトごとに、情報の位置や使い方を判断しなくてはならない。
ソフトウェアやWebページなどの利用者にとっての使いやすさを、「アクセシビリティ」や「ユーザビリティ」といった言葉で表わし、誰もが使えるようにすることが情報化社会で重要だとの認識が高まっている。米国では、2000年6月に米国連邦政府から電子・情報技術アクセシビリティ基準を作成し、2001年より実施している。その中には、Webページのアクセスビリティ基準も盛り込まれている。日本でも総務省が中心となり、情報化構想の中で高齢者やハンディキャップがある人でも情報技術が利用しやすい環境を推進することが盛り込まれているが、各自治体や公共機関、企業のサイトでは取り組みに差がある。
Webのアクセシビリティ向上の取り組みや情報を提供しているのが、日本アイ・ビー・エムのサイト内にある「バリアフリーの扉」のWebページ(http://www-6.ibm.com/jp/accessibility/)。米国、日本の同社のアクセシビリティー・センターで作成した資料などを読むことができる。わかりやすいWebページためのチェックリストなども提供されているので参考になりそうだ。
インターネットを通じて提供する情報やサービスをビジネスの柱にするには、わかりやすいWebページをデザインし、使い方の案内を行なうことがキーポイントになる。
