初心者に優しい電子マニュアルを
2003年(平成15年)4月16日
先日、自宅で使う家庭向けパソコンを購入した。機種はソニーのバイオ「PCV-W120」。これまでパソコンを何台か買い替え、いくつかのメーカーの取扱説明書を使ってきたが、このごろのパソコンの取扱説明書はひところに比べて簡素化されている。低価格化が進んでいるのに加え、パソコンの一般への普及が進んだとメーカーが判断したからだろう。
数年前と異なるのは、電子マニュアルが充実してること。デスクトップ画面の「バイオマニュアル CyberSuppor for VAIO」をダブルクリックすると、電子マニュアルのメニューが開き、さまざまな情報が調べられる。「できるWindows」「インターネット」「バイオの使い方」「サービス・サポートのご案内」「困ったときには」など、必要に応じて知りたい情報が画面で見られる。
ただ、紙の取扱説明書にも言えることだが、ある程度パソコンに慣れた人でないと、用語や内容が理解しづらいかも知れない。自分のパソコンを初めて買った人の気持ちには応えていないように感じた。
バイオでは初心者がパソコンの基礎を学べるように、電子マニュアルの画面からリンクされている「How to VAIO」が用意されている。動画や音声を使って学べる学習ソフトで、コースは「静止画」「動画」「音楽」の3種類あり自分の使い方に合わせて選べる。
学習ソフトにありがちな堅苦しさや、子供っぽさもなく、わかいやすい表現が工夫されている。惜しむらくはこのコンテンツへの入り口がわかりにくいことだ。
今後もパソコンを学習する方法として、電子マニュアルが有効に活用されることだろう。ただ、各メーカーが機種ごとに制作しているため、扱う分野にどうしても偏りが生じてしまう。シニア世代の人も、これまでパソコンとは無縁だった人もパソコンを生活の中で活用できる、そんな電子マニュアルや学習ソフトがそろそろ必要なのではないか。それが日本全体のIT(情報技術)リテラシー(使いこなす能力)向上への近道となるだろう。
