株式会社ハーティネス

コラム「マニュアルNOW」2004

 

動画で音声で よりわかりやすく

2004年(平成16年)11月10日 日経産業新聞掲載

  年賀状ソフトの最新版がパソコンショップの店頭に並び、書店でも年賀状ソフト用のデザインやイラストデータが添付されたムックが登場している。年賀状ソフトはパソコン初心者にも人気だが、一方でマニュアルや画面のヘルプを使えないソフトでもある。

  多機能な年賀状ソフトでは、デジタルカメラからの取り込みや写真の加工などの機能が豊富な分だけ、説明項目も多い。アイフォーの「筆王2005」には366ページにも及ぶユーザーズガイドが添付されている。巻頭に「図解・筆王でこんなことをするには」と、実際の作例を使ったビジュアルインデックスがあり、自分がしたいことにあわせて、読むべきページをすぐに探せる工夫をしているが、分厚いマニュアルを読むのは初心者にとっては負担だろう。

  わかりやすい操作画面にし、ヘルプを充実させているのが今年の年賀状ソフトの傾向だ。筆王2005でも、ヘルプの中で「ナビ」ボタンがある操作については、操作手順ナビが起動して、動画によって選択すべき項目などを示してくれる。

  初心者向けのナビゲーションに工夫をしたのが、ソースネクストの「筆休め2005」だ。音声ガイドを使って、画面を見て、耳で聞きながら年賀状作成方法を学ぶことができる。「とりあえずハガキ」と呼ぶ簡易作成機能の画面が最初に表示され、あて名印刷や文面などを選ぶと、操作を音声ガイドによる説明が進んでいく。声による説明にしたがってデザインサンプルなどを選んでゆくだけで文面が作成できたり、あて名印刷が行える。通常の住所録や文面作成でも、画面左側に常に表示されている操作ガイド項目を選べば、いつでも操作方法を画面と音声で知ることができる。

  年賀状ソフトは慣れてくると自分なりに工夫したくなるソフトでもある。このステップアップをうまく促すような一工夫があれば、年賀状ソフトのヘルプはユーザーの頼りになるものとなるだろう。