ビスタ活用 ヘルプ手掛かりに
2007年(平成19年)3月6日 日経産業新聞掲載
マイクロソフトの新基本ソフト(OS)「ウィンドウズ・ビスタ」は、画面デザインや使い勝手などを充実させたことが特徴だ。さらに、分からないことを調べるためのマニュアル「ヘルプ」もデザイン、機能が大きく変わっている。
どこが変わったのかなどはウェブページから入手できるが、自分のパソコンのビスタについて知るための手がかりとして、電子マニュアルであるヘルプも活用したい。早速、ヘルプを表示してみた。
デザインが変わったスタートボタンをクリックし、メニュー一覧から「ヘルプとサポート」を呼び出すのは、従来のXPと変わらない。ただし、「ヘルプとサポート」の位置が右下に変わり、目に付きやすくなった。
画面は、よりグラフィカルになっている。目を引くのは、「必要な情報を見つける」「だれかにたずねる」の2つの見出しだ。これまでなかった「だれかにたずねる」は、リモートアシスタンスと呼ぶ機能を利用して、インターネットにアクセスしている知人などに直接聞いたり、質問を投稿したりできる。利用者参加型のWeb2.0的な機能だと言えるだろう。
「必要な情報を見つける」の「新機能」には、音声と動画を使ったデモも用意した。知りたい項目を選んでデモを見たり、「デモのテキストを読む」を選んで文字で確認したりすることもでき、学ぶ方法を選べるようになったことが親切だ。画像やビデオなどグラフィックの扱いが強化されたビスタで何ができるかを学ぶには、デモが有効だと言えるだろう。
また、電子マニュアルならではの工夫も凝らした。ヘルプ画面で色が変わっている用語をクリックすると、説明が表示される。様々な情報を欲しい形で見られるようにする工夫が随所に見られるが、説明文などは初心者には難しいのではないかとの印象を持った。
こうしたヘルプの機能を生かして、より分かりやすく、役立つヘルプを作ることが、パソコンをより身近にするための次のステップとして求められるだろう。
