大学ネットガイドでマナー教育も
2007年(平成19年)5月29日 日経産業新聞掲載
インターネットを利用した情報システムを整備している大学は多い。立教大学では、1999年度から「立教バーチャルキャンパス(V-Campus)」を学生に提供し、利用方法マニュアル『V-Campus 利用ガイドブック』を新入生に配布している。筆者も毎年制作に関わっており、今年の新学期で第9版を数える。
同大学メディアセンターの根岸千佳氏によると「利用の際に知っておいて欲しいことを伝え、意識的に操作することができるように制作し、新入生と教職員に配布している。学生の問い合わせに対し、参照すべき情報源として伝えることもできる」と話す。
本文は184ページ。IDやパスワードの扱い、学外からのアクセス方法などシステムでできることが操作説明とともに解説されている。新サービスや機能拡張に合わせて、ページが増えてきた。マナーやエチケットの項目も増えている。
「学生のインターネットやメールの活用度は二極化している。普段は携帯メールが主で、就職活動の時期になって初めて本格的にパソコンのメールを使い始める学生もいる。名乗らなかったり、あいさつ文を書かなかったりするなど、エチケットに反していることもあり、説明内容を拡充してきた」と根岸氏。
セキュリティや個人情報保護という言葉は知っているものの、具体的に何をすべきかを理解していない学生も少なくない。マナーやルールを守って、ネットを安全に使うためのリテラシーを身に付けさせる点でも、利用ガイドブックの意味があるのだ。
学生生活や就職活動を支えるツールとして、正しく理解し使うためのマニュアルの必要性はまだまだ無くならないだろう。
