製品情報 特性生かし説明
2008年(平成20年)7月29日 日経産業新聞掲載
7月11日にソフトバンクモバイルが発売した米アップル製「iPhone(アイフォーン)3G」。この新タイプの携帯電話を早速入手して、マニュアルや製品情報を見ながら、使い始めてみた。
取扱説明書はじゃばら式の「クイックスタート」=写真上=と注意事項などをまとめた薄い「この製品についての重要なお知らせ」=同左=の二つのみ。クイックスタートは20ページで、ボタンの基本操作、電話をかけるなど使う頻度の高い機能だけをコンパクトにまとめている。
カラー写真を掲載し、デザインも洗練されている。基本的に画面をタッチしながら操作すれば各種の設定などができるので、クイックスタートに書かれている程度の情報があれば、さほど迷うことなく使える。
最終ページではヘルプである「ユーザーズガイド」のアクセス先やPDF化されたマニュアルをダウンロードするためのサイトが紹介されている。PDF版は144ページ。日本の携帯の取説は500ページ程度が多いので、情報を絞っている印象を受ける。
画面でユーザーズガイドを選ぶと情報表示されるが、文字が中心なので一般的なヘルプの域から出ていない。
むしろ使い方がよくわかるのは、アップルのサイトにある「ビデオガイド」だ。男性が特徴を述べながら基本的な使い方を実写で説明している。画面の向きを回転させる方法など、動きのある内容はビデオの強みが発揮される。
ネット機能と結びついたこれからの情報機器は、ガイドブック、製品から表示するヘルプ、ウェブマニュアルと、それぞれの特性を生かしながら、ユーザーをナビゲーションしていくことが求められるだろう。その方向性が垣間見える製品情報となっている。
