柔らかい声で、やさしく語る:オードリー・タンさん DXを加速するには 

柔らかい声で、やさしく語る:オードリー・タンさん DXを加速するには 

3月11日、朝イチで楽しみにしていた「Sansan Evolution Week 2021」のオンラインセッションに参加しました。
タイトルは、『How to accelerate DX』。
DXをいかに加速して進めていくか。

オードリー・タンさんに、一橋大学名誉教授の石倉洋子先生が質問し、語り合う濃い40分でした。
特に教育のDXについての話には、大いに刺激を受けました。デジタル化によって、制限から解き放たれ、国境も年齢も職業も超えて、共通項をもつ人々とクライメイトになれる可能がある、というコメントに、目の前がぱっと開けた感じです。

最初のほうで、「私は台湾のデジタル担当大臣であって、日本のマスメディアでは、IT担当大臣と書いている場合があるけれど、そうじゃないんですよ」とデジタル化の意味をお茶目に、わかりやすく説明しているのも素敵でした。ITは機器がつながるものだけれど、デジタル化は人がつながっていくものだと。

また、人々が主体的に参加し、使いやすさを担保するために、高齢者と若い人に参画してもっているとのこと。10代の若い人たちを、「リバースメンター」と呼び、新しいシステムやサービスの開発に関わってもらっているという工夫も話していました。

「先送りしがちな日本で、DXを進めていくには、どうしたら良いと思いますか?」の問いには、「失敗を恐れないこと。ベストプラクティスでなくてよくて、ベタープラクティスを積み重ねていくことが大切」とも。

速く、公平に、そして楽しくすることの大切さを、その柔らかな声で話していて、今の世界に必要な変革は、力ではなくて、やわらかさとやさしさが進めていくのだなと実感しました。

その後、SNSでは、「リバースメンター、素晴らしいけれど、日本は無理だよね」とのつぶやきもあったけれど、やらずに無理と言わないで、小さな一歩を進めていけるといいなと。

オードリー・タン デジタルとAIの未来を語る』 で述べていることを、本人の声で、オフィスにいながらにして聴けるのも、デジタル化の素敵な点ですね。